自動車教習所に通う際に、最初に 適正検査 というものを受けさせられました。
合格不合格という概念はなく、心理テストみたいな感じです。
『自分の性格を知って、日頃の運転に生かし、事故のない安全運転を心がけましょう』
という趣旨のようです。
- OD式(OD型)安全性テスト
- 警視庁方式運転適性検査K型
と2種類の検査があり、各教習所によって採用される検査は異なります。
私が受けたのは『警視庁方式運転適性検査K型』です。
第二学科の授業の中で、詳しく検査結果の見方を教えてもらい、
占い、心理テストや性格テストの類が大好物な主婦としては非常に面白い授業でした。
そこで今回は、検査結果の詳しい見方を記事にしたいと思います(* ̄▽ ̄*)ノ"
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運転適性検査 警視庁方式運転適性検査K型 検査結果の見方
T~K 各項目の意味
T~Kの各項目によって、5段階だったり10段階だったりしますが、
基本的には数字が大きいほど良いですが、一部例外もあります。
T:総合判定値 5段階
A~Kまでの各項目の検査結果で評価される総合判定です。
A:状況判断力 10段階
周囲の状況をすばやく察知し判断する能力です。
私が通っていた教習所では、指導員に適正検査の各項目の異常数値(普通や良い以外)に応じての指導法の指南書が配布されており、
学科授業の中でその指南書を見せてくれました。
このA:状況判断力が、最重要項目とされていました。
ですので、指導員の方々が生徒の教習原簿で真っ先に見る項目だそうです。
この数値が低い生徒だった場合、
- 動作の説明は、動きをなるだけ分解して単純にしてから教えるようにする
- 一度に沢山教えずにひとつひとつ教える
といった事に気を付けている、と指導員の方は話していました。
また、数値が9.10だった場合は逆に高過ぎになり、
理屈っぽく、単調作業が苦手、運転軽視といった性質があるそうです。
(※ただし9.10だった場合の指南書内での優先順位は最下位でしたので、低い場合に比べて気にし過ぎる事はないと思われます。)
B:動作の正確性 10段階
ひとつひとつの運転動作の正確性です。
指南書の中ではAの状況判断力の次に重要項目とされていました。
数値が高ければ高いほど良いです。
C:動作の速さ 10段階
運転動作の速さです。
指導員いわく
『教習原簿で参考に見るのはこの辺まで(ABCの順)ですねぇ。まぁでも一番見るのはAですねぇ』
との事でした。
数値が大きいほど動作が速く、低い程遅い、という事になるのですが
速すぎる(9.10)だとせっかち傾向になるためそれはそれで注意だそうです。
D:衝動抑止性 10段階
おっちょこちょいか、です。
数値が低いほどおっちょこちょいで、高いほど落ち着いている、となります。
E:神経質傾向 5段階
神経質傾向が強いか、です。
数値が低いと神経質で、高いとおおらかな人、となります。
が、5段階の5だった場合は高過ぎて『気にしなさ過ぎ』となり、逆に注意が必要となります。
F:気分の変りやすさ 5段階
気性の安定度です。
数値が低いと気分が変わりやすく、高いと常に冷静でいられる、クールな人となります。
G:上っ調子になりやすさ 5段階
調子に乗りやすいか、です。
数値が低いほど、調子に乗りやすい、お調子者、となります。
H:自己主張の強さ 5段階
自己主張の強さや攻撃性です。
数値が低いほど自己主張が強い、となります。
I:協調性 5段階
協調性です。
数値が低いほどマイペース(自己中心的)で、高いほど協調性があるという事になります。
J:自分をよく見せる傾向 5段階
自己顕示性、自分をよく見せる傾向です。
数値が低いほど、自分をよく見せようとする傾向が強くなります。
数値が1だった場合は「ウソつき」となり、その他の項目を-1にして評価するそうです。
K:情緒安定性 25段階
E~Jの各項目の合計点。
一般的に精神年齢と呼ばれる項目だそうです。
各項目の相関関係から読み取る性格分析
B(正確性)とC(速さ)の相関関係
B(正確性)とC(速さ)の数値の差での性格分析です。
- B と C の差(B>CでもB<Cでも可)が1の人:バランス型(理想的)
- B>Cで差が2以上の人:慎重型
- B<Cで差が2以上の人:事故多発型
- B と C が同じ数値の人:とまどい型 (堅実なタイプだが、それだけに融通がきかない面がある。失敗を恐れて、車を動かすこと、スピードを出すことに、迷いやためらいを感じる場合がある)
その他
- E(神経質傾向) と F(気分の変りやすさ)が共に1~2の人:気遣い型 (運転に関して“自信が持てない”傾向)
- H(自己主張の強さ) と I(協調性) が共に1~2の人:責任転嫁型
- G(上っ調子になりやすさ)と J(自分を良く見せる傾向)が共に1~2の人:注意力散漫
私の結果
私の検査結果での異常値(普通、良い以外)だったのは
- A:状況判断力 9
- E:神経質傾向 2
- F:気分の変りやすさ 2
- H:自己主張の強さ 2
でした。
この結果から踏まえ、私の場合は
- 運転軽視せず、
- 落ち込んでる時や気分がすぐれない時は運転を控え、
- 法規的に自分に優先権があってもどこまでも主張したりする事は慎む
事に注意して、安全運転を心掛けたいと思います(* ̄▽ ̄*)ノ"
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